絵本「なにに みえる？」

2022年のもっさんみいこ工作絵画教室展の人気展示コーナーだった「なににみえる？」を絵本にしました。

子どもたちが制作した偶然できたアートたち。
来てくれたお客さんに、「なににみえる？」と質問をすると、
色んな答えがありました。

同じ絵を見ても、思いつくイメージは違ったり、ちょっと同じだったり、本当に人それぞれ。
それでいいんだなぁと楽しく気づける展示となりました。

そんな作品展からよりすぐりで11作品と、
作品展で出てきた答、作品の作り方、作品作りのポイント、展示、制作＆展示への思いなどを綴って絵本にしました。

11作品を見ながら「なににみえる？」とみんなで言い合っても面白いですし、皆で作った作品でやってみても面白いと思います。

お友達でも、親子でも、考え方って違うもの。
考え方が違うからって、すぐに喧嘩したり、敵だと思ったりする必要ないはずだもの。
この絵本を通して、人それぞれって面白い！を体験してもらえればうれしいです。


詳しくはこちらの投稿をどうぞ
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あとがきよりー－－－－

「人それぞれ」を知ることの大切さ

この絵本は、心理テストではありません。確かに、パッと想像するものは、その人の深層心理やそれまでの人生経験が反映しているのかもしれません。だからと言って、その深層心理に「ああだ、こうだ」と診断をするつもりはまったくありません。
同じ絵を見て、人それぞれ思い浮かぶイメージが違います。「こんな答がありました」のページを見ていただいても一目瞭然。人それぞれ想像するものは違う。同じときもあるし、ちょっと違うときや、全然違うときもある。それはごく当たり前で、普通の事。

色んな人がいて、色んな感じ方や考え方がある。
親子であろうと、友達であろうと、双子であろうと、全く同じ考え方をしているわけではないはずです。

それを知っておけば、意見が食い違っても、「相手はどう思っているのかな？自分の考え方と違うかもな。」と考える余裕ができるのではないかなぁと思うのです。

そうすれば、違う考え方の相手を怖がる必要はないし、敵だと思う必要もない。「なんでわかってくれないの⁉」とすぐに怒ることも喧嘩することもない。違う考えの人だって、仲良くできる相手かもしれない。最初は気が合わない相手でも、お互いのアイデアを合わせたらもっといい答えが出るかもしれない。そのことを、楽しみながら気づくきっかけになればと思い、この制作と展示を絵本にしました。

この絵本の中の絵をみんなで「何に見えるか？」と考えて、お互いの違いを感じ合うのも面白いですが、実際に自分たちで描いてみて、壁に貼りだしてみて、みんなで「何に見えるか？」を言い合うのもおもしろいですよ。ぜひやってみてくださいね。

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